【鳥取】笑顔のコーチング~いのちを支え合う地域づくりキャンペーン~
開催概要
■開催日: 2012年3月3日
■会場: 鳥取県立図書館
■参加人数: 40人
■講師: 認定ファシリテーター 井上 和興
■主催: 鳥取県東部総合事務所福祉保健局
開催レポート
3月は自殺対策強化月間でした。
3月3日に鳥取県東部福祉保健局主催で、
「私たち一人ひとりにできること・・・まずは、声をかけあうことから始めませんか」
をテーマにして、いのちを支え合う地域づくりキャンペーンというイベントを行いました。
県民の一人ひとりが自殺の現状を認識し、人と人との支えあいや絆の重要性、
こころの健康やうつ病の理解を深め、自殺予防を図ることを目標として開催しました。
そのイベントの中で、「笑顔のコーチング」を開催させていただくことができました、
ファシリテーターは井上が、アシスタントとして同僚の橋本さん、竹田さん、前田さん、
梅津さんの4人に協力をお願いしました。
鳥取県東部の民生委員さんや保健師さんで40名程の方が参加されました。
今回は、『自殺予防』と『笑顔のコーチング』をどうつなげていくかに悩みました。
死にたいという気持ちを持っている人は、必ず生きたいという気持ちも共存しています。
死にたい気持ちを持っている人は、すごくゆれています。
そこに周囲の人たちの笑顔がきっかけでその気持ちをゆるめる可能性があるのでは
ないかと実感してもらえればうれしいなぁと思いながらワークショップを行いました。
オープニングトークで、自殺というシリアスな事柄についての基本的な態度や接し方を
お伝えしました。ここですでに、参加者のみなさんがうなずいたりメモをとったりしてくれて、
ファシリテーターとして『ここにいていいんだ』という承認をしてもらい、うれしくなり、
笑顔のコーチングに入ることができました。
ファシリテーターとして開催するのも3回目ということで、ブレインストーミングのあとに
さんま方式でアイデアをできるだけ笑いが起こるように聴くことにチャレンジして
いきたいと考えていました。
オープニングトークで聴くことのコツ『ゼロポジション・頷きと相槌・オウム返し』
を紹介していましたので、このことを実践しようと心がけました。
そうすると、過去2回はさんま方式がうまくいかなかったのですが、
今回は結構みなさんが笑ってくれていたような気がしました。
僕自身もいっぱい笑うことができ、会を無事終了することができました。
今回誘っていただいた木原さんをはじめ鳥取県東部福祉保健局のみなさん、
NPO法人ハロードリーム実行委員会のみなさん、アシスタントで協力してくれた
同僚のみんな、そして参加していただいたみなさんに感謝の気持ちでいっぱい
になりました。
これからも、できるだけ、笑顔を伝染していけるように、継続して
笑顔のコーチングをやっていきたいと思いました。
ありがとうございます。
PS.3月5日の朝日新聞の地方欄に今回のワークショップの記事を掲載していただき、
自殺率が全国で6番目に悪い鳥取県の自殺対策への関心の高さがうかがうことが
できました。
>>朝日新聞記事はこちらからご覧いただくことができます。
参加者の感想
・グループワークで他の人のお話が聴けて、たくさん笑顔になれたことがよかったです。
・自殺の実態、背景についての深刻な事情を知りびっくり。
・初めて会う人とコミュニケーションをとれる方法がわかりました。
・得るものがたくさんありました。また、たくさんの人と知り合えて、多くの意見が聞けてとてもよかったです。
・グループ討議で色々な方の意見がきけたこと。笑顔が大切ということ。
・笑顔のトレーニングで「スーキー」で顔のトレーニングをするのが楽しかったです。
「スキ」で笑顔のトレーニングができるし、自分が笑顔だと、きっと周りの人も笑顔になれると思ったから、
今日帰って家でもやってみようと思いました。
・笑顔になれてよかったです。
・いろいろの笑顔を聞いてたくさんの笑顔を作ることが出来るとわかった。
・あまり興味がなかったけど、井上さんのトークも楽しく、あっという間に時間が過ぎました。
自分のためにも、笑顔は大切だと思いました。
・皆様の色々と楽しい話題が気づきとなり、笑顔の大切さを伝えてゆきたいと思いました。
ありがとうございました。
・普段気づかない自分自身のことについて、考えさせられた。
心を開いて笑顔で、いい人間関係を築いていきたいと思いました。
・体験型で何が重要なのかが良くわかった。これからの生活に生かしたい。
・笑顔にたくさん種類があることを改めて気付かされて、少しびっくりしました。
話をきくばかりでなく、体験参加ですごく楽しく、あっという間でした。
・日ごろの生活の中で、生かせると思います。笑顔ですごしたいと思います。
(開催レポート:井上和興さん)
2012年03月03日